クラウンのプレシャスメタルの評判は?価格や選び方も解説

CROWN

新型クラウンの登場以来、その斬新なスタイルと共に注目を集めているのが、これまでのトヨタ車にはなかった奥行きのあるボディカラーです。特に「プレシャスメタル」は、カタログや広告でもメインを張ることが多く、気になっている方も多いのではないでしょうか。クラウンのプレシャスメタルの評判は、ボディの造形を最も美しく引き立てる色として非常に高く、洗車傷が目立たないといった実用面でのメリットも評価されています。

実際に実車を目の当たりにすると、単なる「銀色」という言葉では片付けられない、液体金属のようなしっとりとした輝きに驚かされます。白や黒といった定番色も良いですが、新しい時代のクラウンを象徴するような、この重厚な質感は一度知ってしまうと忘れられない魅力があります。55,000円の追加費用はかかりますが、それ以上の満足感を与えてくれる、この色の正体と賢い選び方についてお話しします。

クラウンのプレシャスメタルってどんな色なの?

クラウンを検討していると、白や黒に次いでよく目にするのがこのプレシャスメタルです。普通のシルバーとは一線を画す、その独特な質感について調べてわかったことを話します。シルバーというよりも「金属そのもの」といった趣があるのが、この色の最大の特徴と言えます。

金属の塊から削り出したような強い質感

プレシャスメタル(カラーコード:1L5)を初めて見た時に感じるのは、車が巨大な金属の塊に見えるような、圧倒的な「塊感」です。一般的なシルバーが光を反射して白っぽく飛んでしまうのに対し、この色は影の部分がぐっと暗く沈み込みます。実際のところ、この明暗の差が激しいことで、クラウン特有の複雑なプレスラインや筋肉質なフェンダーの膨らみが、彫刻のようにくっきりと浮かび上がって見えます。

正直なところ、この色の前に立つと、まるで液体金属をボディに流し込んだかのような、しっとりとした濡れ感を感じるはずです。表面が鏡のようにピカピカしているのではなく、金属の内側から鈍い光が放たれているような、大人の色気が漂っています。つまり、派手さで勝負するのではなく、素材の良さと造形の美しさで周囲を納得させるような、非常に知的なカラーリングなのだと感じます。

夜の街灯の下で見ると、さらにその魅力は引き立ちます。オレンジ色の光を浴びたプレシャスメタルは、昼間とは全く違う、妖艶な光沢を放ち始めます。シルバーでありながら、黒以上に重厚で、白以上に清潔感がある。そんな二面性を持ち合わせているのが、この色が多くの人を引きつける理由なのでしょう。

従来のシルバーを圧倒する輝きの秘密

これまでトヨタが採用してきたシルバーメタリックなどと比べると、プレシャスメタルは粒子の一つひとつが非常に細かく、整然と並んでいるように見えます。実際のところ、これはトヨタ独自の「多層待機塗装」という高度な技術が使われているからです。塗装の層を重ねる過程で、アルミ粒子をボディ表面に平行に並べることで、鏡のような滑らかな反射と、深い奥行きを両立させています。

普通のシルバーを横に並べてみると、その差は歴然です。従来の銀色はどこか「塗料感」がありますが、プレシャスメタルは「地金」そのもののように見えます。つまり、表面を塗装で覆っているというよりも、金属の地肌を極限まで磨き上げたような、工芸品的な美しさが備わっているわけです。これが、55,000円というオプション料金を払ってでも、この色を選びたくなる心理的な価値を生んでいます。

光が当たった場所は白く輝き、当たらない場所はチャコールグレーのように深く沈む。このコントラストがあるおかげで、クラウンのような大型のセダンやSUVでも、間延びした印象にならずに全体が引き締まって見えます。主観的な感想になりますが、シルバーという「守りの色」を、レクサス並みの「攻めの色」に昇華させたのが、このプレシャスメタルの功績だと言えます。

オプション価格と選ぶ価値を冷静に判断しよう!

プレシャスメタルを選ぶには、追加で55,000円を支払う必要があります。無料のカラーもある中で、あえてこの金額を出す価値がどこにあるのか、費用の面から整理しました。

追加費用は税込みで5.5万円かかる

プレシャスメタルは、クラウンのすべてのモデル(クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステート)においてメーカーオプション設定となっています。価格は一律で55,000円(税込)です。実際のところ、トヨタのカラーオプションとしては中価格帯に位置しますが、レクサスの同系統の塗装が16万円以上することを考えれば、かなり「お買い得」な設定と言えるかもしれません。

正直なところ、新車価格が500万円を超えるクラウンを買う時に、この5万円をケチるメリットはあまり感じられません。一度この質感を知ってしまうと、標準のシルバーではどうしても物足りなさを感じてしまうからです。つまり、月々のローン支払いに換算すれば数百円程度の差で、毎日車に乗り込むたびに「あぁ、いい色だな」と思える満足感が手に入るわけです。

ただし、この55,000円はあくまで「塗料代」としての追加費用です。後述するように、事故などで板金塗装が必要になった際には、この多層塗装の再現には熟練の技術が必要になり、修理代も一般的なシルバーより高くなる傾向があることは覚悟しておくべきです。美しさには、それなりの維持の責任が伴うということでしょう。

独自の多層塗装でアルミの密度を高めている

なぜ55,000円もするのか。その理由は、単純な色の違いではなく、塗装の「工程」にあります。プレシャスメタルは、アルミ粒子を含むベースカラーの層を薄く、かつ均一に重ねることで、反射効率を極限まで高めています。実際のところ、塗装の膜厚を薄くコントロールしながら、これだけの深みを出すのは非常に高度な技術であり、専用のラインで手間をかけて塗られている証拠です。

塗装の種類特徴コスト感
標準シルバー粒子が大きく、キラキラ感が強い0円(標準)
プレシャスメタル粒子が細かく、液体のような質感55,000円
プレシャスホワイト真珠のような輝きと奥行き55,000円

この表を見てもわかる通り、プレシャス系は特別な手間がかかっています。つまり、私たちが払う55,000円は、単なる見栄えのためだけでなく、トヨタが誇る最新の塗装技術への「技術料」でもあるわけです。光の反射を緻密にコントロールするために、職人のこだわりが詰まったこの色を選ぶことは、クラウンという最高級車にふさわしい選択だと言えます。

プレシャスメタルを選んだ人の本音と評判

実際にこの色でクラウンをオーダーした人たちの声を集めてみると、満足している点と、少し意外だったという声の両方が見えてきました。

ボディの造形が際立つ深い陰影が魅力的

プレシャスメタルを選んだオーナーの多くが口にするのは、「プレスのラインが一番綺麗に見える」という点です。新型クラウンは複雑な曲線と鋭いエッジが組み合わさった攻めたデザインをしていますが、プレシャスメタルはこの陰影をドラマチックに強調してくれます。実際のところ、白だと膨張して見え、黒だと細部が潰れて見えてしまうことがありますが、この色はすべてのラインを適正に浮き立たせてくれます。

「まるで未来から来た車のようだ」という感想もよく耳にします。SF映画に出てくる宇宙船のような、冷たくて硬質な輝きが、クラウンの先進的なイメージと見事に合致しているわけです。主観的な気づきですが、プレシャスメタルを選んだ車は、止まっている時よりも、夕暮れ時などに街中を走り抜ける姿の方が、何倍も格好よく見えます。周囲の景色をボディに映し込みながら走る姿は、まさに現代のクラウンにふさわしい気品があります。

天気や時間帯で表情がドラマチックに変わる

この色の面白いところは、一日のうちで何度も「違う色」に見えることです。晴天の太陽光の下では、眩しいほどの白銀色に輝き、アクティブな印象を与えます。一方で、夕暮れ時や雨の日には、一転して重厚なダークグレーのような色味に変化し、しっとりとした落ち着きを見せます。実際のところ、一つの色を買ったのに、シーンに合わせて複数の表情を楽しめるのは、オーナーだけの贅沢な特権です。

曇り空の下で見た時の「塊感」は、他のどの色でも味わえません。空の低い光がボディに当たると、まるで彫刻作品のような力強い立体感が生まれます。つまり、プレシャスメタルは「飽きが来ない色」と言い換えることもできます。朝、ガレージで車に対面するたびに、その時の光によって見え方が変わるため、常に新鮮な気持ちでハンドルを握ることができるからです。

周囲からは地味な銀色に見えることもある

一方で、少し残念な評判として「車に詳しくない人からは、普通のシルバーだと思われてしまう」という声も散見されます。特に遠くから見た時や、薄暗い場所では、55,000円もかけた特別な色であることに気づかれないことが多いようです。実際のところ、「お、新車のクラウンだね。銀色にしたんだ」といった具合に、無難な選択をしたと思われてしまうのは、こだわり派のオーナーにとっては少し寂しいかもしれません。

正直なところ、この色は「わかる人にだけわかる」という、ある種の内向的な贅沢を楽しむ人のための色です。白や黒のようにパッと見て「高い車だ」と主張する強さはありません。むしろ、目立ちたくないけれど、近くで見た時の質感には妥協したくない。そんな控えめな美学を持つ人にこそ、このプレシャスメタルは馴染むのだと感じます。周囲の評価よりも、自分自身が洗車をした後のボディを見てニヤリとできる。そんな自己満足の深さを楽しめる人なら、地味と言われても気にならないはずです。

汚れや洗車傷はどのくらい目立ちやすい?

毎日乗る車だからこそ、手入れのしやすさは重要なポイントです。プレシャスメタルが、忙しいオーナーにとってどれほど味方になってくれるのかを解説します。

白や黒に比べて水垢や砂埃が目立たない

プレシャスメタルの最大の実利的なメリットは、汚れが驚くほど目立たないことです。シルバー系の色はもともと汚れに強いですが、プレシャスメタルは粒子が細かいため、薄っすらと積もった砂埃や、雨上がりの水垢などがボディの色にうまく紛れてしまいます。実際のところ、1ヶ月くらい洗車をサボっていても、数メートル離れればピカピカに見えてしまうほど、汚れを隠す能力が高いです。

忙しくて毎週洗車する時間が取れない人や、青空駐車で汚れが付きやすい環境の人にとって、これほど心強い味方はありません。白だと黒い筋(雨だれ)が目立ち、黒だと白い砂埃が目立ちますが、プレシャスメタルはそのどちらも「なかったこと」にしてくれます。つまり、常に車を綺麗に保っていたいけれど、手間はかけたくないという、非常に合理的なオーナーにぴったりの色なのです。

細かい洗車傷を上手に隠してくれる色味

黒(特にトヨタの202ブラックなど)に乗ったことがある人なら、太陽光の下でボディに浮き出る「洗車傷(オーロラマーク)」に泣かされたことがあるはずです。しかし、プレシャスメタルはアルミの強い反射があるため、表面に付いた細かな傷が光で飛ばされ、肉眼ではほとんど判別できなくなります。実際のところ、ガソリンスタンドの洗車機を多用するユーザーであっても、数年後にボディが傷だらけで白っぽく見える、といった悲劇はまず起きません。

傷が目立たないということは、中古車として手放す時まで「新品のような輝き」を維持しやすいということです。神経質にならずにガンガン使い倒せるのに、いつ見てもしっとりと輝いている。この安心感は、一度味わうと手放せません。主観的なアドバイスになりますが、プレシャスメタルを選んだなら、無理に手洗いにこだわらず、最新の門型洗車機でサッと洗って、常に清潔な状態を保つのが、最も賢い「クラウンとの付き合い方」だと言えます。

売却時のリセールバリューで損をしない知識

車を買う時に切っても切り離せないのが、売る時の値段です。プレシャスメタルが資産価値としてどれほど優秀なのか、中古車市場の動きを確認しました。

白と黒に次いで高い査定額を維持している

クラウンのリセールバリューにおいて、不動のトップは「プレシャスホワイトパール」と「ブラック」です。しかし、プレシャスメタルはこれら定番色のすぐ後ろ、実質的な「第3位」の座を確固たるものにしています。実際のところ、売却時の査定額で白や黒に比べて大きく見劣りすることはまずありません。むしろ、シルバーという保守的な色でありながら、55,000円のオプション代をほぼ回収できるレベルの評価を受けているのは、異例のことだと言えます。

かつてのシルバーは「商用車っぽい」「年配者向け」としてリセールが弱くなる傾向がありましたが、プレシャスメタルはその概念を完全に壊しました。中古車市場でも「この質感なら欲しい」という若い層が増えており、供給量に対して需要が安定しています。つまり、好きな色を選んで楽しみつつ、売る時にも損をしない。プレシャスメタルは、感情と理屈の両方を満たしてくれる、非常に賢い投資先と言えるわけです。

海外市場でも安定した人気を誇るカラー

クラウンは今やグローバルモデルとなり、日本で手放された車両の多くが海外へと輸出されていきます。海外、特にアジア圏では、このプレシャスメタルのような「高級感のあるグレー・シルバー系」は、知的で落ち着いた大人の色として非常に高く評価されています。実際のところ、輸出相場がリセールを下支えしているため、国内での人気以上に価格が下がりにくいのが強みです。

輸出市場では、パールホワイトばかりが並ぶ中で、プレシャスメタルのような重厚なカラーは「希少な個体」として高値で取引されることもあります。つまり、国内の流行に左右されすぎず、世界基準の価値を持っているのがこの色の面白いところです。数年後に車を売却する際、「あぁ、やっぱりこの色にしておいてよかった」と思える瞬間が、査定票の数字として現れるはずです。

自分にぴったりの1台を見極めるカラー選び

クラウンにはクロスオーバーやスポーツなど、複数のスタイルがあります。それぞれのモデルとプレシャスメタルの相性について、後悔しないためのコツをまとめました。

スポーツならバイトーン仕様が最高に映える

もしあなたが「クラウンスポーツ」を検討しているなら、プレシャスメタル単色よりも、ルーフが黒くなる「バイトーン(2トーン)」仕様を強くおすすめします。プレシャスメタルの重厚な銀色と、ブラックのコントラストが組み合わさることで、スポーツモデルらしい躍動感が一気に引き立ちます。実際のところ、バイトーンにすることでボディがより低く、ワイドに見える視覚効果があり、走りのイメージがさらに強調されます。

バイトーン仕様を選ぶと価格はさらに上がりますが、その満足度は金額以上です。リアフェンダーの力強い膨らみが、ルーフの黒によってより際立ち、サイドから見た時のシルエットは惚れ惚れする美しさになります。正直なところ、単色のプレシャスメタルはセダンやクロスオーバーにはよく馴染みますが、スポーツという活動的なモデルには、バイトーンという「遊び心」を加えるのが、この色の良さを最大限に引き出す正解なのだと感じます。

屋外の太陽光の下で確認して納得する

最後に、カラー選びで絶対に失敗しないためのアドバイスを。カタログの小さな色見本や、ショールームの屋内照明の下だけで決めないでください。プレシャスメタルは光の影響を極端に受ける色なので、必ずディーラーの試乗車や展示車を「外」へ出してもらい、直射日光の下と日陰の両方で確認してください。

実際のところ、屋内の蛍光灯の下では「ただの暗い銀」に見えていたものが、外に出た瞬間にアルミ粒子がキラキラと輝き出し、全く別の色に変貌することに驚くはずです。反対に、太陽光の下での輝きが強すぎると感じる人もいるかもしれません。自分の目で「この表情なら毎日愛せる」と確信してから判を押す。この一手間が、納車後の「イメージと違った」という後悔をゼロにする唯一の方法です。

まとめ:プレシャスメタルは賢い選択だった

クラウンのプレシャスメタルを詳しく見てきましたが、この色は単なる「銀色」ではなく、トヨタの最新技術が詰まった「液体金属のドレス」のような特別なカラーです。55,000円の追加費用はかかりますが、それによって得られる彫刻のような陰影、そして汚れや傷が目立たないという圧倒的な実用性は、忙しい現代のクラウンオーナーにとってこれ以上ない恩恵になります。

白や黒のような王道の選択も素晴らしいですが、プレシャスメタルという「知的な第3の選択肢」を選ぶことで、あなたのクラウンライフはより洗練されたものになるはずです。リセールバリューの面でも損をすることはありませんし、何より、夕暮れ時の一瞬に見せるあのしっとりとした輝きは、この色を選んだ人だけに許された最高の報酬です。

納得の一台を手に入れるために、まずはディーラーへ足を運び、太陽の下でその輝きを確かめてみてください。きっと、カタログではわからなかったプレシャスメタルの「本当の凄さ」に気づかされるはずです。その時、あなたの心はすでに決まっているのかもしれません。

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