「スカイラインはいつ新型になるの?」と気になっている人、多いんじゃないでしょうか。
2025年に日産が経営再建計画「Re:Nissan」を発表し、新型スカイラインの開発が公式に確定しました。2026年4月には発売時期まで正式に明言されるなど、情報がかなり出揃ってきています。
この記事では発売時期・デザイン・パワートレイン・価格予想まで、現時点でわかっていることをまとめてお伝えします。現行V37に乗っている人、買い替えを検討している人にとって、タイミングを判断するための参考になれば。
新型スカイラインの発売時期は2027年前半!日産が公式に明言
発売時期について、もう「予想」の段階ではありません。日産は公式の場で2027年前半の投入を明言しています。ただ、それがフルモデルチェンジなのか大幅改良なのかという点は、まだグレーな部分が残っています。まずはその背景から整理しておきましょう。
日産「Re:Nissan」計画でスカイライン復活が正式決定
2025年5月13日、日産は経営再建計画「Re:Nissan」を発表しました。
この計画の中に、新型スカイラインの開発が明記されています。 日産が赤字決算の立て直しを迫られる中で、それでも「スカイライン」を未来の商品ラインナップに残す選択をした。そのことに、個人的に少し安堵しました。
Re:Nissanでは、リードモデルの開発期間を37カ月に短縮するという方針も打ち出されています。 スピードを上げて市場に投入するという意図が、2027年前半というスケジュールにもつながっています。
2027年前半という発売スケジュールの根拠
2026年4月、日産は「将来の商品・技術発表会」を開催しました。 この場で2027年前半に6モデルを投入すると発表し、スカイラインがその1台であることが明言されています。
「2026年に出る」「2025年には来る」といった情報がネット上に錯綜していましたが、今は公式発表ベースで2027年前半というのが最も信頼できるスケジュールです。
ただし、日本国内の正式な発売日・予約開始時期はまだ未公表。2027年前半という言葉が、発表会タイミングなのか、デリバリー開始なのかも現時点では明確ではありません。
フルモデルチェンジ?それとも大幅改良?型式と開発方針の話
現行スカイラインはV37型(13代目)で、2014年に登場しました。 10年以上同じ型式が続いていることになります。
次期型はV38型(14代目)として登場するとされていますが、開発の手法が「フルモデルチェンジ」なのか「フェアレディZのようなリファイン型の大幅改良」なのかで議論が続いています。
フェアレディZのケースを参考にすると、FR-Lプラットフォームを継承しながらもボディを刷新し、エンジンやトランスミッションを大幅に更新するという方式が有力です。 骨格を使い回しながらクルマの中身を根本から変える、という進化の仕方です。これを「フルモデルチェンジ」と呼ぶか「大幅改良」と呼ぶかは立場によって変わりますが、乗り味・スタイルともに大きく変わるのはほぼ確実でしょう。
新型スカイラインのデザインはどうなる?
デザインについては公式なティザーや画像はまだ出ていません。ただ、ファンや自動車メディアの予想は活発で、大まかな方向性は見えてきています。
スポーツセダンとして純化、ハコスカをオマージュしたスタイルへ
次期型のデザインで注目されているのが、「ハコスカ(C10型)のサーフラインを現代解釈で復活させる」というアプローチです。
丸みが強かった近年のスカイラインから離れ、ロングノーズ&ショートデッキという伝統的なプロポーションを取り戻すという予測が多く挙がっています。 実際、日産はフェアレディZでも「歴代モデルへのオマージュ」を明確にデザイン哲学として打ち出しました。同じ姿勢でスカイラインにも臨む可能性は高いと思います。
ファンからの反響も大きく、「頼むぞ日産!」という声がSNSで広がっているのも、それだけ期待値が高い証拠です。
現行V37との違い、クーペライクなシルエットが軸になる
現行V37は全長4800mm、全幅1820mmのどっしりとしたセダンスタイルです。 次期型では、よりクーペライクなルーフラインを持つスポーツセダンになるという見方が有力です。
ライバルのBMW 3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスが走りと優雅さを高次元で両立しているように、スカイラインも「スポーティだが日常にも使える」という方向性を明確にしていくでしょう。
インテリアはどう変わる?プレミアム路線とスポーツの両立
現行V37のインテリアは、プロパイロット2.0など先進装備が充実している一方で、デジタル感がやや古くなってきた部分もあります。
次期型では、インフィニティQ50の海外ショールームで目撃されている試作車をベースに、より現代的なコックピットへの刷新が予想されます。 ドライバーズカーとしての操作感を前面に出しつつ、プレミアム感を高めるインテリアになると考えられます。
パワートレインは「V6ツインターボ×6MT」で確定か!
ここが最大の注目ポイントです。「最後の純ガソリンエンジン搭載スカイライン」になる可能性が高いといわれています。しかもMT車が復活するかもしれない。スカイラインファンにとっては、これだけで記事を読む理由になるはずです。
BEV化計画が白紙に、なぜ純ガソリンに戻ったのか
実は2023年頃まで、次期スカイラインをBEV(電気自動車)にするという計画が社内で検討されていました。
しかしエスピノーサ社長就任後の経営判断で、その計画は白紙に。電動化への市場の反応が当初の想定より慎重だったこと、そしてコスト面の現実が理由として挙げられています。 結果として、スカイラインはICE(内燃機関)路線で再スタートを切ることになりました。
これを惜しむ声もありますが、個人的には「スカイラインらしさ」を守るという意味では正解だったと思っています。
3.0L V6ツインターボの性能、フェアレディZと同系ユニットの実力
次期型が搭載するとされているのは、3.0L V6ツインターボエンジン(VR30DDTT系)です。
このエンジンはフェアレディZやスカイライン400Rにすでに搭載されており、最高出力405psという実績のあるユニットです。 同系エンジンでNISMO相当のチューニングを施した場合、420ps前後に達するという予測も出ています。
「実績のあるエンジンを熟成させる」というのは、フェアレディZで日産が選んだ道でもあります。完全な新開発よりもコストを抑えつつ、信頼性と完成度を両立できる手法です。
6速MTと9速ATの2本立て、それぞれどんな人に向くか
注目されているのが、次期型スカイラインへの6速MT搭載です。 現行V37は全グレードATのみで、MTは選べませんでした。
フェアレディZでは6速MTと9速ATの2本立てが設定されており、次期スカイラインも同様の構成になるという情報が出ています。
簡単に整理すると、次のようなイメージになります。
| トランスミッション | 向いている人 |
|---|---|
| 6速MT | 運転そのものを楽しみたい人 |
| 9速AT | 日常使いと快適さを重視する人 |
スカイライン史上久しぶりのMT車は、それだけでファンにとっての大きな動機になります。「おじさん涙要素詰まりまくり」という表現をしたメディアもあるくらいです。
NISMOと400Rグレードの出力予想と位置付け
400RグレードはVR30DDTTエンジンを搭載した現行最強グレードで、405ps・最大トルク475N・m。 次期型でもこのグレードは継続される見込みです。
NISMOが設定された場合、420ps前後に達する可能性があります。 NISMOモデルは走りの質感と専用チューニングが魅力で、価格もそれに見合ったレンジになるでしょう。グレード構成は発表に近い時期まで不明確ですが、ラインナップの幅はフェアレディZを参考にすると想像しやすいです。
新型スカイラインの価格はいくら?グレード別の予想
価格はまだ正式発表前ですが、現行V37の価格帯と最近のインフレを踏まえると、ある程度の幅感が見えてきます。
ベースモデルは500万円前後、上位グレードは700万円超か
現行スカイラインの価格体系は以下の通りです。
| グレード | 価格(税込) |
|---|---|
| GT Type P | 544万2800円 |
| GT Type SP | 572万3300円 |
| 400R | 649万5500円 |
| 400R Limited | 693万5500円 |
次期型では、原材料費の上昇や装備の充実化を考慮すると、ベースモデルで500〜600万円台、400R相当グレードで700万円超になると予測されています。
現行価格より1〜2割ほど高くなるイメージです。
NISMOや400R相当のハイグレードはどこまで上がるか
NISMO相当のグレードが設定された場合、900万〜1000万円台になる可能性もあります。 フェアレディZのNISMOが約900万円で設定されていることを考えると、スカイラインでも近いレンジに入ってくるでしょう。
スポーツセダンという実用性があるぶん、「高くても納得できる」という層は確実にいます。
インフィニティQ50との価格差はあるか
海外では、スカイラインはインフィニティQ50として販売されています。 次期型の開発情報も、海外ディーラーへの試作車配備という形で漏れてきているほどです。
一般的に日本国内向けのスカイラインとインフィニティQ50は異なる価格体系で展開されますが、エンジンや基本構成が共通であれば装備差で価格が変わる程度です。日本での正式発表を待つしかありませんが、海外の情報は次期型スカイラインを読み解く手がかりになります。
次世代プロパイロットも搭載!安全・運転支援装備の予想
走りの性能だけでなく、運転支援技術の面でも次期型スカイラインへの期待は高まっています。日産はこの分野で外部企業との協業を積極的に進めており、スカイラインへの搭載が最有力視されています。
Wayve社とのAI協業で次世代プロパイロットが載る可能性
日産はイギリスのAIスタートアップ・Wayve社と協業し、次世代プロパイロットの開発を進めています。 AI技術を活用した学習型の運転支援システムで、従来のセンサーベースの制御とは異なるアプローチです。
次期型スカイラインはこの新技術の搭載候補筆頭とされており、旗艦スポーツセダンとして技術発信の役割を担うとみられています。
現行のプロパイロット2.0からどう進化するか
現行V37に搭載されているプロパイロット2.0は、高速道路での手放し運転を可能にした先進的なシステムです。次期型では、より多くの道路環境への対応と、AI的な状況判断能力の向上が期待されます。
「スカイラインはスポーツカーだから運転支援はいらない」という意見もありますが、長距離ドライブも想定するスポーツセダンにとって、これは純粋に武器になります。
現行スカイライン(V37)は今買っていい?待つべきか?
「新型が出るなら待つべきか、今のうちに買うべきか」。これが多くの人の本音だと思います。答えはシンプルではありませんが、整理できるポイントはあります。
400R Limitedという現行モデルの集大成を買う選択肢
2025年10月、日産は現行スカイラインの集大成として「400R Limited」を発表しました。価格は693万5500円、限定400台。
専用のDUNLOP SP SPORT MAXX GT 600タイヤを装着した19インチアルミホイールを採用するなど、現行型の走りをとことん引き出したモデルです。「現行最後の特別仕様」という文脈で買う価値は十分にあります。ただし受注は先着順なので、気になる人は早めに確認が必要です。
2027年まで待つか、今の現行V37を買うかの判断
大前提として、新型は2027年前半というスケジュールで、実際の納車はそれ以降になります。発表から納車まで半年〜1年程度かかることを考えると、実際に乗れるのは2027年後半になる可能性もあります。
今から2年以上待てるかどうかが、一つの分かれ道です。
もう一つの視点として、次期型は「最後の純ガソリンスカイライン」になるという見方が強く、価格も現行比で1〜2割上がる見込みです。MT車に乗りたいという明確な動機がある人は待つ理由になりますが、AT車で十分という人は現行V37の今の価格で手に入れるのも一つの判断です。
中古V37の相場はこれからどう動くか
新型発表が近づくにつれて、現行V37の中古価格は一般的に下落傾向になります。一方、400R Limitedのような限定仕様は希少性から値を維持・上昇する可能性もあります。
新型発表後すぐに現行の相場が崩れるケースと、プレミアム化して逆に上がるケースの両方があるため、中古市場は引き続き注目しておきたいところです。2027年の発表に向けて、2026〜2027年前半が中古V37の狙い目タイミングになるかもしれません。
ライバル車と比べてスカイラインはどこで戦う?
スポーツセダンというカテゴリーは、世界的に見れば競合が多いジャンルです。一方で国内では、スポーツセダンは年々選択肢が減っています。その中でスカイラインがどこに立つのかを整理しておきましょう。
BMW 3シリーズ、メルセデス・ベンツCクラスとのポジション
直接のライバルとなるのは、BMW 3シリーズ(約600〜800万円台)とメルセデス・ベンツCクラス(約600〜900万円台)あたりです。
欧州プレミアムセダンは走りの質感と洗練されたブランドイメージで根強い需要があります。スカイラインはこれらに対して、「日本のスポーツセダン文化を背負ったFR」という独自性で戦うポジションです。価格が700〜900万円台になる次期型は、価格帯でも真っ向からぶつかっていくことになります。
国産スポーツセダンが絶滅危機の今、スカイラインが持つ意味
アテンザ(MAZDA6)のセダン廃止、レガシィB4の国内終了など、国産スポーツセダンは急速に選択肢が減っています。
「FRで5人乗れてMTも選べる国産スポーツセダン」という条件を満たすモデルは、次期型スカイラインが出れば日本でほぼ唯一の存在になります。それだけに、次期型の成否は一つのメーカーの話にとどまらず、国産スポーツセダン文化そのものの行方にも関わってきます。
まとめ:新型スカイライン、最後の純ガソリン車として2027年に登場
新型スカイラインの発売時期は2027年前半と日産が公式に明言しています。パワートレインはV6 3.0Lツインターボ+6速MT/9速AT、価格はベースで500〜600万円台、上位グレードは700万円超が予想されます。BEV化計画は白紙となり、「最後の純ガソリンスカイライン」として登場する可能性が高い一台です。
待つべきかどうかは、MT車への強い意欲があるかどうかと、2年以上待てるかどうかで変わります。現行400R Limitedも完成度の高い集大成モデルとして十分な魅力があります。いずれにせよ2027年前半の正式発表が近づけば、デザインや価格など具体的な情報が一気に出てくるはずです。そのタイミングで改めて判断するのが現実的な選択かもしれません。


