ベンツGクラス(ゲレンデ)の内装はどう?後部座席の広さや質感まとめ!

Mercedes-Benz

憧れのメルセデス・ベンツGクラス。その無骨な姿に心惹かれますが、いざ手に入れるとなると「中はどうなっているのか」が一番気になるところです。外から眺める分には最高に格好良くても、家族を乗せたり大切な人を招いたりする時に、車内が使いにくいと少し困ってしまいます。実際に触れてみると、ゲレンデの内装は最新のデジタル設備で驚くほど豪華ですが、後部座席は車体の構造上、足元が狭く背もたれも立ち気味なのが現実でした。

この車を検討しているなら、豪華な見た目だけでなく、実際の座り心地や使い勝手の「癖」を知っておくのが良いでしょう。高い買い物だからこそ、納得して選びたいものです。そこで、私が実際に調べて分かった、現行型ゲレンデの内装の質感や後ろの席の広さについて、飾らない本音を交えてお話しします。

ゲレンデの内装はどれくらい豪華なの?

現行型のゲレンデに乗り込むと、まず目に飛び込んでくるのはデジタルと伝統の融合です。無骨な外観からは想像もつかないほど、中身は最新のメルセデスの世界が広がっていました。これまでの軍用車のような素っ気なさは消え去り、高級セダンのようなしっとりとした空間に仕上がっています。

現行型は12.3インチの液晶が2枚

2018年の大幅な作り替えによって、運転席の周りはガラリと姿を変えました。12.3インチという大きな画面が横に2つ並んでいて、まるで映画館のスクリーンのようです。スピードメーターも地図もこの鮮やかな画面に映し出されるので、一気に今風の車になったなという印象を強く受けました。実際に触ってみると画面の動きはとても滑らかで、もたつく感じもありません。

ただ、あまりにハイテクすぎて最初はどこを触ればいいのか少し迷うかもしれません。それでも、夜に光るバックライトの美しさを見れば、この車を選んで良かったと思えるはずです。昼間でも視認性が高く、太陽の光が差し込んでも画面が白飛びしないのは、さすがの作り込みだと感じました。

素材は高級な本革やカーボンが標準

使われている革の質感は、メルセデスの最高峰というだけあって手触りがしっとりとしています。標準でもナッパレザーという柔らかい革が選べて、座るたびに体に馴染むような感覚がありました。プラスチックの安っぽさがどこにもなくて、目に見える場所すべてが丁寧に作り込まれているのが伝わってきます。これだけの贅沢な素材に囲まれていると、汚すのがもったいないと感じるほど。

カーボン素材の使い方も絶妙で、スポーティな中にも品格が漂っていました。本物の革の香りが車内に広がっていて、ドアを開けるたびに特別な気分に浸れるのは、この車だけの特権でしょう。実際のところ、これほど素材の良さを肌で感じられるSUVは他にそうありません。

無骨なスイッチ類と液晶のバランス

面白いのは、これだけデジタル化が進んでいるのに、昔ながらの「ゴツい」ボタンがしっかりと残っていることです。特に、四輪駆動の切り替えスイッチは中央に鎮座していて、ここがゲレンデであることを主張しています。このアナログとデジタルの同居が、なんとも言えない格好良さを生んでいました。ボタンを押した時の「カチッ」という手応えも、重厚感があって頼もしい。

最新の車はタッチパネルに全てまとめられがちですが、あえて物理的なボタンを大切に残しているところに、使い手のことを考えたこだわりが透けて見えます。手袋をしたままでも操作しやすく、実用性を捨てていないのがゲレンデらしいところ。デジタルな便利さと、機械を操る楽しさがバランスよく同居しているのが魅力です。

後部座席の広さと座り心地の本当のところ

外から見ると大きく見えるゲレンデですが、実は後ろの席の快適さについては少し注意が必要です。実際に座ってみて分かった、広さと姿勢に関する気づきをまとめました。高級車としての期待値が高い分、人によっては「あれ?」と思うポイントがあるかもしれません。

大人3人が座るには横幅が少し狭い

車体そのものは大きいのですが、実は車内の幅はそれほど余裕がありません。大人3人が並んで座ると、肩が触れ合うくらいの距離感になります。特に左右の席は窓側が少し絞られているような感覚があって、想像しているよりはこぢんまりとしているなというのが正直な感想です。ゆったりと過ごすなら、やはり後ろは2人までにしておくのが無難でしょう。

真ん中の席は足元の盛り上がりもあって、長時間座り続けるのは少し厳しいかもしれません。これだけの高級車ですから、もう少し広ければ……と感じるのが、実際に使ってみた時のリアルな本音。一人ひとりのスペースを贅沢に使うなら、やはり4人乗りとして考えるのが一番快適に過ごせる使い方だと言えそうです。

足元の床が高くて膝が浮きやすい

一番の驚きは、床の高さでした。ゲレンデは頑丈なハシゴ型の骨組みの上に車体が載っているため、どうしても床が地面から遠くなってしまいます。その分、座席との距離が近くなり、座ると膝が少し持ち上がる「体育座り」に近い姿勢になりがち。これは、お尻が深く沈み込まない構造が影響しているようです。

背の高い人だと太ももが座面から浮いてしまうので、体全体の重さが腰に集中してしまいます。足元にスペース自体はあるのですが、この「膝が上がる」姿勢のせいで、数字以上に狭く感じてしまうのでしょう。長時間のドライブでは、こまめに足を動かしたり休憩を挟んだりする工夫をしないと、少し疲れが溜まりやすいかもしれません。

背もたれが立ちすぎていて疲れやすい

さらに気になるのが、背もたれの角度です。標準の状態ではかなり垂直に立っていて、リクライニングの幅もほとんどありません。まるで学校の椅子に座っているような感覚で、ゆったりと背中を預けて眠る、といった過ごし方は難しいでしょう。背中がピンと伸びるような姿勢になるため、リラックスした空間とは少し遠いのが現実。

多くのオーナーが、社外品のリクライニングキットを取り付けて角度を変えている理由がよく分かりました。純正のままだと、1時間を超える移動では腰への負担がジワジワと効いてきます。この立ち気味の姿勢こそが、ゲレンデの後席が「狭い」と言われる一番の原因かもしれません。後ろに乗る人のことを考えるなら、ここは真っ先に手を入れたくなる部分です。

グレードで変わる内装の違い3つのポイント

見た目は似ていても、グレードによって車内の空気感はまるで別物。選ぶモデル次第で、落ち着いた書斎のような空間にも、闘志を掻き立てるコクピットにもなります。それぞれのグレードが持つ個性の違いを見ていきましょう。

1. G400dとG550は落ち着いた上質感

ディーゼルモデルのG400dやガソリンのG550は、非常に落ち着いた大人の雰囲気が漂っています。革の色使いもベージュやブラウンといった馴染みの良いものが選べ、ゆったりと旅を楽しむための仕立て。変に飾り立てない清潔感があって、長く乗っていても飽きがこないデザインだと言えます。華やかさよりも、質の高さを静かに主張するような内装です。

派手な装飾を抑えている分、素材そのものの良さが際立っていました。静かに音楽を聴きながら流すような使い方には、このグレードの内装が一番しっくりきます。これこそが、日常に馴染む最高級の道具としての姿なのでしょう。気取らずに、でも良いものに囲まれて暮らしたいという人にはぴったりの選択肢です。

2. AMG G63はスポーティで豪華な内装

一方で、最上位のG63は一気に華やかさが増します。ハンドルにはアルカンターラという滑りにくい素材が使われ、シートにはダイヤモンドステッチと呼ばれる菱形の縫い目が施されていました。座った瞬間に「これは特別な車だ」と肌で感じさせるほどの迫力があります。まさに、パワーに見合った豪華絢爛な仕立てと言えるでしょう。

カーボンパネルが多用されていたり、アクセルペダルがアルミ製だったりと、至る所に走りの予感を感じさせる仕掛け。内装の色の組み合わせも自由度が高く、真っ赤なシートといった刺激的な選択も可能です。豪華さを隠さない、圧倒的な力強さがこの車内には満ちていました。乗るたびに気分を高揚させてくれる、特別な空間です。

3. 限定車だけの特別なカラーと素材

時折発売される限定車には、カタログモデルにはない特別な内装が用意されています。例えば「マヌファクトゥーア・エディション」などは、天井まで革が張られていたり、他では見られないツートンカラーが選べたり。他人のゲレンデと被りたくない人にとっては、たまらない選択肢になります。細かなステッチの色までこだわって作られていて、まさに自分だけの1台という特別感。

中古車市場でも、こうした限定の内装を備えたモデルは非常に人気が高く、価値が落ちにくい傾向にあります。手に入れるのは大変ですが、その満足感は代えがたいものがあるはずです。実際のところ、限定車の内装に一度座ってしまうと、標準モデルが少し寂しく見えてしまうほどの魔力がありました。

家族や友人を乗せる時に気になるポイント

自分一人で運転するなら最高の車ですが、家族や友人を乗せるとなると、意外な不便さが顔を出すことも。ゲレンデならではの「癖」を理解しておくと、乗せる人への気遣いもスムーズになります。

乗り降りが大変でステップが必須

まず気をつけたいのが、乗り降りのしにくさです。車高が非常に高いため、お年寄りや小さなお子さんにとっては、乗り込むのがちょっとした登山のように感じられるかもしれません。サイドステップは付いていますが、それでもよっこらしょと掛け声が出るくらいの高さがあります。特にお洒落をしてヒールを履いている女性などは、かなり苦労することになりそうです。

ドアもしっかり閉めようとすると力が必要で、半ドアになりやすいのもゲレンデあるある。閉まる時の「ガチャン」という金属音は格好いいのですが、同乗者には「もっと強く閉めていいよ」と声をかけてあげる優しさが必要でしょう。慣れてしまえばそれも愛着になりますが、最初は少し戸惑うかもしれません。快適に乗ってもらうには、少しのコツがいります。

ドリンクホルダーは社外品で補う

驚くことに、これほどの高級車でありながら、標準のドリンクホルダーは少し頼りない作りになっています。助手席の前に網のようなホルダーがあるだけで、運転席の近くには使いやすい場所がありません。ペットボトルを置くと不安定で、走行中にカタカタと音がすることもありました。これだけ高い車なのに、なぜここだけ……と不思議に思うポイントです。

そのため、多くのオーナーがエアコンの吹き出し口に取り付ける専用のドリンクホルダーを後付けしています。ゲレンデ専用に作られた高品質な社外品がいくつか出ていて、それをつけるのがもはや「当たり前」の状態。最初から付いていればいいのに、と思う反面、自分好みに使い勝手を良くしていくのも楽しみの一つと言えます。

後席用モニターはオプションで追加

後ろの席に座る子供たちを退屈させないためのモニターは、基本的にオプション設定です。前席のヘッドレストの後ろに取り付けるタイプで、これがあると長距離ドライブの平和が保たれます。ただ、後席のスペースが限られているので、モニターを付けると少し圧迫感が出る点は覚悟しておきましょう。画面までの距離が近いため、少し大きく感じられるかもしれません。

画質は非常に綺麗で、純正ならではの操作性の良さがあります。家族で頻繁に出かけるなら、最初から付いている車両を選ぶか、後からしっかりとしたものを付けるのが良さそうです。ゲレンデの旅を最高の思い出にするためには、こうした装備への投資が意外と効いてきます。同乗者の笑顔を守るための大切な装備です。

荷室の使い勝手やシートアレンジはどう?

趣味の道具を積み込んでどこへでも行けるのがゲレンデの魅力。でも、箱型の見た目ほど何でもポンポン入るわけではないようです。実際に荷物を載せてみて分かった、空間の使い方のコツを話します。

ゴルフバッグは横向きに入らない

ゴルフ好きの人にとって少し残念なのは、ゴルフバッグが横向きに載らないこと。車幅はそれなりにあるのですが、タイヤハウスの出っ張りや内装の厚みのせいで、横にスッと置くことができません。斜めに置くか、後部座席を片方倒して縦に載せるのが一般的。一人でゴルフに行くなら問題ありませんが、2人以上だと少し工夫が必要です。

複数のバッグを載せるなら、パズルのように組み合わせる必要が出てきます。キャディバッグの大きさにもよりますが、4人分の道具を載せて4人で移動するのは、かなり厳しいというのが現実。このあたりは、外観の大きさから受ける期待とのギャップが大きい部分かもしれません。ゴルフ好きの方は、一度自分のバッグがどう載るか試しておくことをおすすめします。

シートを倒せばキャンプ道具も入る

一方で、後部座席を倒した時の積載量は目を見張るものがあります。天井が高いので、キャンプ道具のような嵩張る荷物も積み上げればかなりの量が飲み込めます。四角い空間なので、コンテナやクーラーボックスをきっちり並べやすいのも嬉しいポイント。無駄な隙間ができにくく、効率よく荷物を詰め込めるのは四角いゲレンデの大きな強みです。

ただ、シートを倒しても完全に平らにはならず、少し段差が残ってしまいます。車中泊を考えているなら、厚手のマットを敷くなどの工夫が必須でしょう。それでも、この無骨な荷室にギアを詰め込む作業は、それだけで心が弾むような楽しさがありました。遊びの相棒としては、これ以上ないほど頼もしい存在です。

荷室の開口部は広いけれど床が高い

荷物の出し入れ自体は、大きな横開きのドアのおかげでスムーズです。ガバッと大きく開くので、大きな荷物も引っかかることなく積み込めます。ただ、ここでも床の高さがネックになり、重い荷物を持ち上げるのは一苦労。腰を痛めないように気をつける必要があります。女性が一人で重いものを載せるのは、少し大変かもしれません。

スペアタイヤを背負っているリアドアはかなり重いので、後ろに壁がある場所では開ける時に注意が必要です。駐車場では、少し前に余裕を持って停めるのが賢いやり方。使い勝手には独特の作法がありますが、それも含めてゲレンデという車のキャラクターなのだと感じます。不便さを楽しむ、くらいの余裕が欲しいところです。

ゲレンデの内装でよくある5つの疑問

ネットの掲示板やSNSでよく見かける、ゲレンデの内装についての疑問を整理しました。細かいけれど、毎日使うとなると気になってくるポイントばかり。実際に使っている人の視点で答えていきます。

1. 旧型と現行型で内装はどう変わった?

一言で言えば「別の車」になったくらい変わりました。旧型はどこか軍用車の面影を残した素朴な作りでしたが、現行型はSクラス並みの豪華さを手に入れています。特にナビの大きさや操作性の向上は目覚ましく、長距離を運転した後の疲れ具合が全く違いました。見た目は変わらなくても、中身は完全に現代の高級車に生まれ変わっています。

2. 車内の静かさはどれくらいなの?

外の風切り音は四角い形のせいで少し聞こえますが、車内そのものの静粛性は非常に高いです。エンジン音も心地よく抑えられていて、隣の人と小声で会話できるレベル。高級車に乗っているという安心感に包まれるような、しっとりとした静けさがありました。外界から遮断された自分たちだけの空間を、存分に楽しむことができます。

3. 内装の掃除や手入れで気をつける点は?

上質な革をふんだんに使っているため、定期的な保湿ケアが長持ちの秘訣です。特に運転席のサイド部分は、乗り降りの際に擦れやすいので注意が必要。汚れがついたらすぐに拭き取る習慣さえあれば、何年も美しい質感を保ち続けることができます。手間はかかりますが、それだけ応えてくれる素材の良さがここにあります。

4. 子供用のチャイルドシートは載る?

ISOFIXの金具が付いているので、取り付け自体は簡単です。ただ、前述のように後席がそれほど広くないため、大きなチャイルドシートを付けると助手席を少し前に出す必要が出てくるかもしれません。回転式のタイプだと、ドアの開口角度との兼ね合いで少し窮屈に感じる場面もありました。家族構成に合わせて、チャイルドシート選びも慎重に行うのが良さそうです。

5. 車内できしみ音や異音は出るもの?

頑丈な車ですが、乾燥した時期や段差を乗り越えた際に、内装のプラスチックや革が擦れて「ピシッ」と音がすることがあります。これはゲレンデ特有の現象で、故障ではありません。あまり神経質にならず「この車の個性だな」と受け流すくらいの気持ちでいるのが、楽しく付き合うコツです。機械としての力強さを感じる音だと思えば、それもまた趣があります。

まとめ:内装の豪華さと広さのバランス

実際にゲレンデの内装をじっくり見てみると、ただ豪華なだけでなく、この車にしか出せない独特の空気感があることが分かりました。最新のデジタル装備と伝統のアナログなボタンが混ざり合うコクピットは、座るだけで背筋が伸びるような昂揚感を与えてくれます。一方で、後ろの席の狭さや床の高さといった、車体の構造からくる「物理的な限界」も併せ持っているのがこの車の現実です。

高級な素材や美しい液晶に満足しつつも、後ろに乗る家族への配慮や、荷物の積み方の工夫を楽しむ心の余裕があれば、これほど魅力的な相棒はいません。不便なところを自分なりに補っていく過程も含めて、ゲレンデという特別な車を所有する醍醐味なのだと感じました。購入を考えているなら、ぜひ一度後ろの席に座って、その独特の視界と姿勢を確かめてみてください。

タイトルとURLをコピーしました